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【シナリオ案件#4】証券口座オブジェクトを作って、顧客とルックアップ関係でつなげよう!

営業担当

最近、口座の管理が複雑になってきてさ…
1人の顧客が複数の証券口座を持っているケースが増えてきて、ややこしくなってきてるんだよね~

Salesforce管理者

なるほど。
顧客オブジェクトの「証券口座」項目は「選択リスト」だから、
複数口座があっても一つしか選べないですね…。
これはどうすればいいんだろう…?

たくわん

ではいっそのこと、証券口座のカスタムオブジェクトを作ってみませんか!?
顧客オブジェクトとルックアップ関係を結べば、柔軟に管理できます!

将来的に、口座ごとに取引の履歴を紐づければ、より便利になりますよ!

目次

今回のシナリオ

シナリオ#1にて、顧客オブジェクトに「証券口座」項目(選択リスト)を作成しました!

しかし、1人の顧客が複数の証券口座を持つケースには対応しきれない課題が浮上しました。

たくわん

前に作ったものを見直して、より良い形に作り直すのはSalesforceあるあるなのです!

この問題を解決するために、証券口座のカスタムオブジェクトを新規作成し、顧客オブジェクトとルックアップ関係で紐づける方法を実践していきます!

メリットとして

・顧客がいくつ証券口座を持っているのかが管理しやすくなる
・将来的には、証券口座ごとの取引情報や残高なども紐づけられる柔軟な設計に

デモ環境の画像を使って順番に説明していくので、一緒にトライしてみてくださいね!

たくわん

……とはいえ、「ルックアップ関係って何?」って思った方もいるかもしれませんね!
サクッと解説します!

ルックアップ関係とは?

Salesforceの「ルックアップ関係」は、別のオブジェクトのレコードを参照するための関連付けです。

イメージとしては「お互い独立してるけど、必要があればつながる」ような関係性!

たとえば今回のように、
顧客」と「証券口座」が別々のオブジェクトとして存在しつつ、
証券口座オブジェクトの中で「この口座は誰のものか?」という形で顧客を参照できます。

たくわん

ルックアップ関係のポイントは、どちらかのレコードが消えても、相手のレコードは残るところ!
例えば、顧客レコードを削除しても、紐づいていた証券口座のレコードは残ったままです!

2つのオブジェクトにあるレコードを紐づける関連付けは、ルックアップ関係の他に「主従関係(マスターディティール関係)」があります。

主従関係についても簡単に説明しますね!

補足:ルックアップ関係と主従関係の違いは?

Salesforceの「主従関係(マスターディテール関係)」は、2つのオブジェクトを“親子のような強い関係”で結びつける仕組みです。

さっき紹介した「ルックアップ関係」が”ゆるいつながる”関係だったのに対し、主従関係では子オブジェクトが親オブジェクトにがっつり従属します。

そのため、親オブジェクトのレコードを削除すると、子オブジェクトのレコードも一緒に削除されてしまうのが特徴です。

たくわん

「親が消えたら子も道連れでサヨナラ…。でも、子だけコッソリ削除はOK!」
そんなイメージで覚えると分かりやすいのです!

カスタムオブジェクトを作ってみよう!

Salesforceでは、標準オブジェクトのほかに独自の「カスタムオブジェクト」を作成できます。

今回は「証券口座」というカスタムオブジェクトを新しく作成してみましょう!

STEP
「カスタムオブジェクトを作成」を選択

オブジェクトマネージャ→新規→カスタムオブジェクトを作成をクリック!

STEP
カスタムオブジェクトの詳細を入力する
表示ラベル表示ラベル(複数形)オブジェクト名レコード名
証券口座証券口座TradingBankAccount口座番号

以下の情報を入力して「証券口座」オブジェクトを作成しましょう!

補足:オブジェクト名の決め方

オブジェクト名は、表示ラベルを英訳したものが好ましいです!
単語の1文字目は大文字にすることで、わかりやすくなります!

たくわん

この書き方を「キャメルケース」って言ったりします!

少し下にスクロールしてレコード名を入力

たくわん

他は全部デフォルトのままでOK!

STEP
「保存」をクリック
たくわん

念のためオブジェクトの詳細を確認!
ちゃんと作成されていますね!

2つのオブジェクトをルックアップ関係でつなげよう!

次に、作成した「証券口座」オブジェクトに、「顧客」オブジェクトを参照するルックアップ項目を追加します。
これで「この証券口座はどの顧客のもの?」という情報を記録できるようになります。

STEP
カスタム項目作成画面を開く

「項目とリレーション」→「新規」をクリック

STEP
データ型「参照関係」を選択
STEP
参照先オブジェクトに「顧客」を指定
たくわん

選択リストを開くと「顧客」があります!

STEP
カスタム項目の詳細を入力する
表示ラベル項目名子リレーション名その他
顧客CustomerCustomer_TradingAccounts必須項目にする

リレーション名を決める時のコツ
1対多(1:n)の関係なら、子リレーション名は複数形にすると分かりやすくなります!

STEP
「保存」をクリック
たくわん

ステップ4、5はデフォルトのままスキップでOK!

作成したカスタム項目を確認しよう!

データ型が顧客と参照関係となっていることがわかりますね!

顧客項目の詳細情報も確認!

たくわん

作成お疲れ様でした!

カスタムオブジェクトを検索できるようにするには?

Salesforce管理者

あれ、作ったカスタム項目が表示されないんだけど…!?

Salesforceではタブを作成しないと、カスタムオブジェクトを検索できません!

そのため、オブジェクトを作成した後は、タブの作成も忘れずに行いましょう。

補足:タブがないとどうなる?

・グローバル検索(上部の検索バー)にも表示されない

・レコードを作っても直接リンク以外でアクセスできない

・「オブジェクト作ったのに見つからない!」ってなりがち!

STEP
クイック検索で「タブ」と入力する

右上の設定(歯車⚙マーク)を押したら、画面の左に「クイック検索」があります。

STEP
タブを開き、「新規カスタムオブジェクトタブ」をクリック
STEP
対象のオブジェクトを選択
たくわん

タブスタイルは自由に選んでOKです!

STEP
「次へ」→「次へ」→「保存」をクリック
たくわん

あとはデフォルトのまま、保存してしまいましょう!
これでアプリケーションランチャーから、「証券口座」が検索できるようになります!

Sallesforce管理者

ほんとだ!
これで画面上での確認ができますね!

たくわん

ラストスパートです!
もうすこしがんばりましょう!

画面上で確認しよう!

たくわん

事前に「田中一郎」という名前の顧客レコードを用意したので、このレコードを使います!

STEP
アプリケーションのランチャーから「証券口座」タブを開く
STEP
「新規」をクリックして証券口座レコードを作成
STEP
顧客の項目に顧客レコードの値が設定できることを確認
たくわん

田中一郎の値が出ました!
これで顧客オブジェクトとつながっていることが確認できます!

証券口座のレコードをそのまま作成してしまいましょう。

STEP
関連リストに証券口座が表示されるか、「顧客」側からも確認
たくわん

真ん中あたりの「関連」を押すと…、
さっき作った証券口座レコードが表示されています!

ちなみに証券口座レコードが2つ以上あっても、下の画像のように管理ができます!

Sallesforce管理者

これで顧客情報がより細かく管理できますね!

不要になった項目を非表示にしよう!

もともと顧客オブジェクトにあった「証券口座(選択リスト)」項目は、今回の設計では不要になります。

不要なまま残っていると混乱の原因になるため、非表示化しておきましょう。

補足:なぜ不要な項目を削除しないの?

「もう使わないし、消しちゃっていいかな?」と思うこともありますよね。

表面では使われていなくても、実は裏で活躍している項目もあったりするんです!

たとえば、数式項目や他の機能の条件に使われていたりすると、削除したことで思わぬエラーにつながることも…。

たくわん

「不要かも?」と思ったら、まずは非表示にしておくのが安心!
削除は、プロジェクトの責任者や管理者の確認が取れてからでも遅くありません♪

STEP
顧客オブジェクト → 項目とリレーション → 「証券口座」項目を選択
STEP
「使用場所」からレイアウトを選ぶ
たくわん

この項目がどこで使われているのかが確認できます!

PrefferedCustomerと書かれているのは、#3で作成した数式項目です。

STEP
お得意様レイアウトにて、項目を削除する
たくわん

「保存」を押すことを忘れずに!
これにて完成! お疲れさまでした!

まとめ

今回の記事では、以下のようなことができるようになりました

・カスタムオブジェクトを新規作成する方法
・オブジェクト間をルックアップ関係でつなげる方法
・既存の選択リスト項目を置き換える方法

Salesforceのデータ設計において、「どう設計すると将来的に管理しやすいか?」を意識することはとても大切です。
ぜひこの記事を参考に、自分の環境でも色々と試してみてくださいね!

たくわん

良ければ他の記事も見ていってください!
Salesforceの勉強を一緒にしましょう!

シリーズ一覧はこちら👇

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